最近Machine Learningが話題になっています。
一度自分でも試してみようと思いましたが、Windows環境はあまり薦められない、出来ればLinuxでの環境を薦めるとの記事が多くありました。
Machine Learningがどんなものか?、実際にプログラムを動かしてみるのが一番です。
そこで、
1.Ubuntuのインストール
2.NVIDIAドライバーとCUDAのインストール
3.TensorFlowのインストール
の手順を自分自身への備忘録として残しておきます。なにせ60歳過ぎのジジイですので・・・。
1.Ubuntuのインストール
Machine Learningの本や記事を見るとUbuntu16.04ですが、今年2018年5月にVer18.04がリリースされました。
LinuxのライブUSB作成方法は、色々と紹介さていますが、私はここのブロクを参考にして上手くいきました。
1.1▶Ubuntuのダウンロード
UbuntuをインストールするためのISOファイルは公式サイトからダウンロードします。
現在の最新版は「ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64」です。
1.2▶Ubuntuのインストール用USBメディアの作成
Ubuntuをインストールするには、ISOイメージファイルを用いてインストールメディアを作成する必要があります。
私はUSBメディアを作成しました。
インストールメディアを作成するためにフリーソフトの「Rufus」を使います。
RufusはWebサイトからダウンロードします。
Rufusの設定画面の「パーティション構成」でMBR BIOSかUEFIを選ぶ箇所がありますが、最近のパソコンであれば'GPT'を選択してUEFIを選んでおいてよいと思います。
私のバソコンもかなり以前に自作したものですが、MBR BIOS(レガシーBIOS)ではありません。
ファイルシステムは'FAT32'を選択しました。
これでスタートを押すとその後いくつかのPOP画面が出てきますが、インストールメディアの出来上がりです。
1.3▶パソコンの起動ディスクの変更
パソコンにはHDDが複数搭載されていたり、DVDドライブがあったりしますが、起動したときにどのHDD、DVDドライブからシステムファイルを読み込んで立ち上がるのが、BIOSで順番が設定されています。
パソコンを起動したときに、1.2で作成したUSBインストールメディアから立ち上がるようにBIOSの設定を変更しなければなりません。
1.パソコンを起動した時に一瞬BIOS画面が表示されます。
2.BIOS画面が表示されると同時に、私のパソコンでは'Delキー'(パソコンによりF2キーであったり様々)を押す。
3.するとBIOS設定画面が現れますので、起動ドライブの順序変更セクションでUSBが順序で一番になるように変更してください。
※この作業はUSBを挿入した状態で実施してください。
1.4▶Ubuntuのインストール
1.2のRufusの設定画面の「パーティション構成」で'MBR'か'GPT'かでUSBが起動後の設定画面は異なります。
どちらにしてもUbuntuインストールを選択し、実行してください。
2.NVIDIAドライバーとCUDAのインストール
【2019/12/04に追加の修正記事】
HDDにUbuntuがインストール出来たので、続いてNvidiaドライバー、CUDA,ccDNNをインストールします。
ちなみに私のグラフィックボードは「GeForce GTX 760」でかなり古いものです。
こんな古いGPUで効果があるのか(*^^*)
CUDA、ccDNNのインストール方法はWebに色々と載っていますが、私はこのページを参考に上手く出来ました。
2.1▶Navidiaドライバーのインストール
必要か良く分かりませんが、下記コマンドで一発インストール出来るようです。
$ sudo ubuntu-drivers autoinstall
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私の場合、これでインストールされるドライバーVerは340でした。
次の操作でNvidiaドライバーの390がインストールされるので上の操作が必要かどうか私には分かりません。
$ sudo apt install nvidia-cuda-toolkit nvidia-driver-390
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これでドライバーVer: 390.48がインストールされます。
この状態でapt-get upgradeでパッケージをアップしようとしたら、保留に数件あると出ます。そのパッケージを更新すると他のパッケージが削除される時に保留になるので、保留の物をインストールするには以下のようにする。
$ sudo apt-get dist-upgrade
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2.2▶cuDNNのインストール
Nvidiaのホームページからメンバー登録を行ないcuDNNをダウンロード。
私がDLしたのは、cudnn-9.1-linux-x64-v7.1.tgzです。
cudnn-9.1-linux-x64-v7.1.tgzをダウンロードしたディレクトリーに移動(cd)し、
tar xzvf cudnn-8.0-linux-x64-v5.1.tgz ---①
sudo cp -a cuda/lib64/* /usr/lib/cuda/lib64/−−−②
sudo cp -a cuda/include/* /usr/lib/cuda/include/−−−③
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①で解凍し、②③でファイルを指定フォルダーにコピーします。
3.anacondaのインストール
TensorFlowの導入には、pythonをanacondaでインストールすることで行ないました。
anacondaはダウンロードページから。
私がDLしたのは「Anaconda3-5.2.0-Linux-x86_64.sh」です。
詳細は以下を参考にしてください。
anacondaのインストールは、anacondaがダウンロードされたフォルダーに移動し、
ターミナルで下記コマンドを実行する。
bash Anaconda3-5.2.0-Linux-x86_64.sh
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anacondaの起動はターミナルを開き
CUDAの稼働状況を確認するためにはターミナルを開き