2021年1月30日土曜日

実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング(1)

環境構築

今回Mindstorms EVを買うきっかけになった1つが、Mindstormsを使ってChainerによる強化学習を勉強できるとの記事を目にしたことです。それでアフレルからディープラーニングセットを購入しましたが、RasberryPiを使ったりハードルは高そうです・・・。

とにかくテキスト「実践!Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」を参考にまず環境構築を行っていきます。

1.raspberry PiにLinuxOSをインストール

テキストp214からのLinuxOSのインストールは、2021年1月現在もっと簡単にできるようです。

PaspberryPiのホームページからRaspberry Pi Imagerをダウンロードします。


インストール後、Raspberry Pi Imagerを開きます。
CHOOSE OSでPaspberry Pi OS(32bit)を選びます。これで良いのかな?
次にCHOOSE SD CARDでPCに接続したSDカードを選択し、WRITEで書込みを実施します。
これでテキストp222の「1.6イメージファイルをSDカードに書き込む」まで終了です。
簡単になりました。

2.SSH有効化

SDカードにOSのインストールが完了したら次は、RaspberryPiにアクセスするために、通信環境(SSH通信)を整備します。

テキストもわかり易いですが、ラズパイ(raspberry pi)の初期設定をするよを参考にしました。「SSH有効化」のところからです。

ここから設定に使うファイル(raspberry-pi-setup-master.zip)をダウンロードします。
このzipファイルを解凍すると下記のファイルがあるので、sshファイルをOSを書き込んだSDカードに入れます。これでSSHの準備完了です。

3.WiFiの有効化

次にWiFiが使えるように設定します。
上の解凍したraspberry-pi-setup-masterの中にあるwpa_supplicant.confをテキストエディタか何かで開いてください。

ここで、

ssid="ssid"の""で囲まれた部分を使っているWiFiのSSID
psk="pwd"のpwd部分を使っているWiFiのパスワード

に書き換えて、sshファイルと同じくOSを書き込んだSDカードに入れます。これでWiFiの準備も完了です。

これでテキストのp225まで終了です。それではRaspberryPiを起動します。私はMacを使っていますのでテキストではp240のRaspberry Piへのssh接続になります。

4.SSH接続

作成したSDカードをPaspberry Piに挿入してください。バッテリーを繋げるとRaspberry Pi OSが起動します。

a)LANケーブルでのSSH接続
テキストではPCとLANケーブルで接続とありますが、同一ネットワーク上であれば何処でもOKです。
ターミナルを開きssh pi@respberrypi.localを入力します。
パスワードを要求されるのでraspberryと入力します。

下記のように表示されればssh接続でRaspberry Piにログインできました。

b)無線でのSSH接続
先程のLANケーブルを抜いておきます。
はじめにPアドレスを特定する必要があります。ターミナルを開きping raspberrypi.localを入力します。
画面にraspberrypiのIPアドレスが表示されます。今回は192.168.1.8でした。このIPアドレスは接続の度に変わりますので注意が必要です。なこのIPアドレスは、接続の度に変わると厄介なので固定することもできます。
先程のIPアドレスを使って、ターミナルからssh pi@192.168.1.8と入力します。

yes/noを聞いてくることがあるのでyes
下の画面が出てくればRaspberryPiとの接続完了です。
これでテキストp245まで終了です。

あとは、テキストに沿って

RaspberryPiの環境構築
RaspberryPi Cameraの導入
EV3の実行環境構築
JupyterLabの起動確認

を行っていけば環境構築は終了です。
と言いたいところですが、最後のJupyter Labの起動が上手くいきません。
セッティングで何処かにミスがあったのかも知れません。

そこで、VNC接続でRaspberryPiとに接続してJupyter Labを開くことにしました。
VNC接続も先のラズパイ(raspberry pi)の初期設定をするよに解りやすく載っていて簡単にできます。

1.PaspberryPiの設定
  • ターミナル(Macの場合)からping raspberrypi.localと入力しRaspberryPiのIPアドレスを確認します。


    この例では、192.168.1.9でした。

  • 同じくターミナルからssh pi@192.168.1.9と入力し、ssh接続をします。
    IPアドレスはそれぞれの環境で異なります。
    もし、WARNINGが出たら過去に接続した記録が残っているそうです。設定を一度削除します。


    ターミナルからssh-keygen -R 192.168.1.9と入力し、設定を一度消去後に再度ssh pi@192.168.1.9と入力してssh接続を確立します。

  • ターミナルからsudo raspi-configと入力し、RaspberryPiの設定画面を開きます。

  • 3のInternet Optionを選択し、P3のVNC選択、yesと進みます。
  • 1のSystem Optionを選択し、S5のBoot/Auto Login選択、B4のDesktop Autologin選択。この設定をしないとVNC接続ができないとの事。

  • 2のDisplay Optionを選択し、D1のResolution選択、リモート接続した際のRaspberryPiの画面設定を行います。

  • 8のUpdateを選択し、Finishで終了です。

  • ターミナルからsudo rebootと入力しRaspberryPiを再起動します。


2.PCにVNCアプリ「VNC Viewer」をインストール

VNC CONNECT画面で、RaspberryPiのIPアドレス192.168.1.9を入力すれば接続完了です。

Username:pi
Password:raspberry

です。


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